高血圧の方が治療に用いる血圧降下剤、たとえばカルシウム拮抗剤などといっしょに飲む薬や飲み物などがある場合、注意しないと飲み合わせが悪くて身体に重大な問題が起こることがあります。
たとえば天然のグレープフルーツジュースがありますが、グレープフルーツに含まれているフラノクマリンと呼ばれる苦味の成分は、肝臓が薬を分解するための働きを妨害するといわれています。
この場合、薬の効果が高まってしまい、副作用が出やすくなります。薬の効き目が高くなることは悪いことではないと考えがちですが、血圧を下げる場合は特に危険です。つまり血圧が標準値以上に下降すれば、命に関わってくる危険性も大です。
では一緒に飲むのは危険だとして、どれくらいの時間グレープフルーツが影響するのでしょうか。2、3時間飲まなければ平気、と考えてしまう方も多いと思いますが、実際は2、3日のレベルでもまだ影響が残る場合があります。
グレープフルーツといえば苦味があります、また同じフルーツでもほとんどに入っているかというと、オレンジの場合はこの苦味成分は入っていません。
他には納豆、栄養バランスに優れているから毎日食べるとよい、とよく言われますが、血栓を防ぐために降下剤を使用する場合は、納豆に含まれているビタミンの作用で効果が薄くなります。大豆系ではなく、納豆菌が入っている食べ物が危険です。
他にも同じビタミンが入っているものとして海藻、青汁、クロレラなどがあります。このようにインスタント食品や化学的なサプリメント等が悪いというわけではなく、自然で健康によいと言われるものが影響することもよくあります。
また一緒に飲み合わせてはいけないものを熟知している場合でも、ついつい食材に入っているものを知らなかった、と言う方も多くいます。
また高齢者の方は特に自分で料理をすることもありません。周りにいる家族がしっかり知識を蓄えておき、分からないことがあれば医師に相談することが不可欠です。
ですが、血圧降下剤などを使わなくても、血圧を下げる方法はあります。私は30年間、この方法で血圧降下剤を一切使わずに、5万人以上の高血圧患者さんを改善させてきました。
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